お嬢様が来た
ミニ「ねえ父ちゃん、いつ迄無職で家にいるの?」
ダン「安心しろミニ!新しい仕事が見つかったぞ!しかも自宅で出来る仕事だ」
ミニ「え!本当?」
ダン「ああ、さるご令嬢を暫くの間、家でお世話する事になった」
ミニ「え・・・誰を?」
ドロッセル「リンボーダンス!リンボーダンスは何処だ?!」
ダン「はい!お嬢様。私の名前はリボルテックダンボーでございます。ドロッセルお嬢様」
ドロッセル「貴方は口を挟まないで!ビンボー!」
ミニ「・・・・・」
ドロッセル「この部屋は殺風景過ぎる!コッペリアは無いのか?」
ダン「インテリアでございますね。少々お待ちを・・」
ミニ「・・・・」
ダン「庭の鉢植えを持って参りました。お嬢様」
ドロッセル「・・・・・」
ダン「お美しい・・・」
フッ
ミニ「あれっ?電気が消えたよ、停電かな?」
ダン「いや、電気代を払ってなかったから止められたんだろう」
ドロッセル「暗いわ!」
ダン「ご安心下さい、ドロッセルお嬢様」
ダン「我々が照明の代わりをいたしますので」
ミニ「あっ!お嬢様の目も光ったよ!」
ダン「素晴らしい!我々より何倍も明るく美しい!」
ミニ「これだけ明るければもう電気なしでも暮らせるね!父ちゃん!」
ドロッセル「でも、これでは眩しくて、私には何も見えないわ」
ダン「さようでございますね」