攻殻機動隊

ミクちゃんを乗せて、街を散策するタチコマ

最近、スカパーで又放送してた。
近未来SFであるアニメ攻殻機動隊は、脳以外を機械化した完全義体のヒロイン
草薙素子が主人公である。原作は同名の漫画。
TV版しか見てないのだが、すご〜〜く面白い!
設定、ストーリー、全て面白いが、私が特に気になる設定を
3点だけピックアップしてみる。

1.戦闘サイボーグは優れた運動能力を持ち、専用ソフトウェアによる
 格闘・射撃などの能力強化もされている。又、
 直面した状況のノウハウを持ってない場合、人工衛星上から直接、
 脳に専用ソフトをダウンロードしたりも出来る。
2.ロボットであるタチコマの本体には人口知能は積まれておらず、
 それは人工衛星上に搭載されている。
3.電脳技術という新たな情報ネットワークにより、独立した個人が、
 結果的に集団的総意に基づく行動を見せる
 スタンド・アローン・コンプレックスという社会現象が存在する。
 
現代では作中の様な高度なサイボーグやロボットは存在していない。
しかし、上記の例に非常に良く似た出来事は、現在でも存在していて
もう誰でも経験のある事ではないだろうか?

1.人は、創作活動やコンサートの演奏中、又は宗教活動中に
 普段の自分の力量や知性を超えた実力を発揮する事が稀にある。
 その場合、その活動力は上空から降りてくる
2.聖書によると、人間の心はその人の存命中に天国に保存、蓄積されている。
 しかし人工衛星と違って壊れない。
3.ネットをしていると、何かしらの事件に巻き込まれる事がある
 指令された訳でも連携しているわけでもないのに、独立した個人が
 同時に似たような行動を起こすという奇妙な一致が見られる。

次に上げるエピソードは、現実では起こりえないと思われる例
・人間の意識をネット上に転送して、肉体が死んでも、生き続けようとした
(作中では、タチコマが命を懸けてこれを未然に阻止している)

ところが現実にいる科学者の中には上記の様な事を実現しようといる人がいる
「精神工学を使って、ホモサピエンスという種のすべての個体の頭脳をリンクさせ、単一の「頭脳」を構成することで、人類が進化出来る」という考え。

ええっ!それ何ていう人類保管計画?!
とてもビックリな内容だが、これはトーマス・ベアデンという科学者が提唱していて、
更にスティーブン・ホーキング博士もこれと同じ見解なのだそうだ。

科学者の考える事って・・・・・
いやだってさ、思想とか信条も違う人間が単一になれる訳ないでないの??と、思うのだが・・・