雪の日の思い出

今週のお題
子供のころは、物心ついた時からずっと東京の杉並で育ったので
高く積もった雪を体験した事が無かった。

体が埋まる程の雪の経験は小学四年生の冬休み
箱根で旅館をしている親戚の家に旅行に行った時の事である。

バス停を降りると、雪は既に私の膝よりも高く積もっていた。
四歳年下の妹は埋まっちゃうのではないか?と思ったがそれどころではない。

靴の中に進入する雪が凍える程冷たい!

バス停から旅館迄はほんの数百メートルなのに息が切れる!
歩くのが苦しい!

それにしても東京の雪とは色が違う事に感心した。
影が蒼い

東京の雪の影は灰色なのだ
空気が汚れてるんだなぁ〜〜。もう食べるのやめよう

などと考えているうちに旅館に着いた。

旅館には一つ年上のハトコとよく喋るセキセイインコが放し飼いになっていて
とても人に慣れていてもの凄く可愛いかった。
旅館の横では大きなかまくらを作っていて
中に敷物を敷いてランプを持ち込んでハトコと一緒に中で遊んだ。
勿論インコも一緒。とても楽しかった。

一年後にに再び訪れたが。インコの色が何故だが変わっていた

最初自分の記憶違いかと思っていたが、実は去年のインコは死んでしまい
新しいのを飼ったのだそうだ。
新しいインコはまだあんまり喋れないようだった。