イヌ好き?ネコ好き?それ以外!


犬が好きか猫が好きかについては、去年の日記↓にもう書いてしまったので
http://d.hatena.ne.jp/harinezu1/20091126/1259208947
今回はそれ以外について書いて行きたいと思う。

幼い頃、家では猫を飼っていたのだれど、それ以外にも庭でチャボを飼っていた
雄一羽に雌を何羽か、
猫は肉食獣なので、当然鶏を狙おうとする。
しかしチャボの雄は強かった。大きくて、ある程度なら跳べる翼と鋭い嘴。強健な足。
猫にはとても勝てない!この雄は最強!
それでも我が家の猫は諦めきれずに何度も雌を襲おうとして、その度にコテンパにやられていた。
「こいつには勝てない・・・」
猫がそう悟った時には、我が家の力関係は完全に
人間>チャボ>猫
だった。そして猫は考えた。
(このままでは自分の立場が危うい・・・)
そして考えた結果猫の取った行動は・・・
雄鶏の舎弟になる事!

子供の頃の我が家は、猫とお婆さんが多いことで有名な杉並区にあった。当然猫が多い。
近所の猫共は庭で放されている我が家の鶏を狙う!撃退するのは勿論我が家の雄鶏。
雄鶏はいつも庭に猫が来ないか警戒していて、敵が来ると警戒音を発して雌達に伝える。
そして敵が近づこうものなら雄雄しく立ち向かうのであった。

そんでもって家の猫はというと、他所の猫が近づくとそれを雄鶏に伝える伝令の立場になっていた。
完全に雄鶏の子分であるが、その事で猫も雄鶏に味方だと認識されて襲われなくなっていた。

強さ比較
チャボ>猫

チャボはとても長生き。定期的に可愛い雛が生まれる。
そしてこのチャボの雄はとても子煩悩で奥さん達も大切にしていた。
餌をやると、まず雌と雛達に最初に食べさせ、自分は外敵が現れないかじっと周囲を見張っている。
そして雌鳥と雛達が食べ終わった後に自分も食べる。

私は意地悪なので雌鳥を捕まえては高い物干台の上に置いて降りられなくして困らせたりした。
すると雄鶏が走ってくる!真っ直ぐに私目掛けて

ガツーン!

鋭い嘴が私の足を襲う!痛い!かなりのダメージだ・・・
しかし雄鶏はそのまま後ずさりして次の攻撃に備えている!第二波が来る!
ガツーン!
そしてこの攻撃は私が雌鳥を地面に下ろしてやるまで続くのであった。

強さ比較
雄鶏>私>雌鳥

そんな訳でこの雄鶏は常に家族を守る
男の中の男!理想の父親
だったのである。

しかし最強の雄鶏も年月には勝てなかったようだ。

年々、生まれる雛の数が少なくなっていた・・・
雌は定期的に買い足していた。しかし雛は生まれても育たなくなっていた。

そして運命の日は突然訪れた。何処かの犬が雄鶏を咥えて連れ去ってしまったのだ。

その日以来、我が家の庭にはあの大きくて美しい雄鶏はいなくなってしまった。

強さ比較
犬>雄鶏>私>猫

でも早朝になると、何処か遠くからあの雄鶏のコケコッコーと鳴く声が聞こえる
きっとどこかの家で飼われているんだと父が言ったが、私は悲しかった。

そんな訳で
私はチャボが好き!